第89回

【内容】(4ポジション練習)
1ポジションと4ポジションでは、左手の指の間隔が違うので注意すること。
1ポジションと4ポジションの移動の感覚を確認する。あせってポジション移動をすると、移動後の音に力が入っていかにも移動しました風になってしまう。なめらかに移動するには、左手がスムーズに移動する練習をするしかない。
左手の移動は、左肩に力が入らないようにする。左肘を基点に腕が上下に動くようにする。特に4ポジションから1ポジションへ戻る時に力が入って、ポジション移動のタイミングが遅れることが多いので注意する。
(練習曲:大きな古時計)
ポジション移動があるところは、音が遅れないようにする。また、右手が動き続けていると移動が難しいので、右手を止めた瞬間に左手を移動するようにする。
[A]の唄い方は、「ソ・ド」「シ・ド・レ」「ド・レ・ミ・ミ・レ・ド・ラ」をカタマリでとらえて、全体が平坦にならないように弾く。以降の小節も同じように進める。また、4小節目の「ド」に向かう「ラ・シ・ド」の部分が少し前に出て次のフレーズに繋がるようにする。
ロボットがしゃべっているように棒読みにならずに、人が話すように抑揚をつけて唄うとよい。抑揚の指定は楽譜にはないので個人の解釈になるが、実際に声に出して歌っているところをイメージすることも大切。
[B]は、アウフタクトからポジション移動が出てくる。ポジション移動前の「ド」の音が、少し長くなってしまうので8分音符の長さに注意すること。5小節めの4分休符の後の「レ」の音が強くならないようにすること。7小節目の2分音符は、ゆっくりと弓を使わないと付点4分音符ぐらいの長さで切れてしまうので注意。
【感想】コンサート曲の練習が始るまでの中埋めのような形で、「大きな古時計」を練習しましたが、ちょっともったいない感じもします。えらくポジション移動があるので、自分のレパートリーに加えられるかどうかは疑問ですが、平井堅さんのおかげで童謡というよりポピュラーソングとして認知されている曲なので、もう少し練習したかったかも。(いや、自分で時間を作ってやればいいんですけど・・)こういう風に色々な曲の楽譜を頂けるのは、とってもありがたいです。