第84回

【内容】(楽器を持たずにボーイングの練習)
両肩を結ぶラインと弓の軌道が常に平行になることを意識してボーイングをする。右肩が下がったりしないようにする。両肩と弓を結ぶ平面と同じ高さに右腕があるようにする。右肘だけ高く上がったり、右手首が下がったりしないようにする。
移弦をする際も、両肩と弓がつくる平面を崩さないようにする。身体の中心であるお臍を基点に身体を回転する。ただ回転しすぎないように角度を身体で覚えること。
(左手の移動)
ポジション移動は、「移動」と「弦を押さえる」動作を分けて考えること。
また、次に押さえる指だけで移動するのではなく4指を同時に移動させた上で、必要な指で弦を押さえて左腕の重みをかけるイメージで移動すること。
(交響曲 驚愕)
[E]の4小節は、大・小・大・小の音のイメージでつなげていく。3小節目の「ラ」の音がもっとも大きく出るように2小節目の出だしは小さくクレシェンドして3小節目に持っていくこと。
4小節目の最後の拡張の音は、左手の中指を3番線上においてガイド役として使う。
最初の小節のスラーは、弓をたっぷり使ってしっかり弾く。ふたつの音が途切れてしまわないように、最初の音の響きに重なるようにふたつめの音を弾く。2小節目の16分音符のスラーも、ここまでの練習では流れてしまわないようにひとつづつ音を弾くようにしてきたが、仕上げとしてなめらかに前の音の響きを残してスラーで弾く。
下のパートでは、3小節目のクレシェンドの「ラ」の音を下から持ち上げるようにしっかりサポートするイメージで弾く。
[F]は3小節目にはいるときは、2小節目のカウントをしっかりとって「レ」の音へつなげること。また、最後の音が終わったときに先弓まで使い切らずに、1/4ほど残した状態で終われるようにするとよい。
【感想】驚愕の仕上げとしてニュアンスを加えての練習をしましたが、左手のポジション移動のあるところで一番クレッシェンドと言われても、どうしても小さな音しか出てきません。どうしてもポジションに自信がないので、弱気な音になってしまうんですよね。それから、2パートに分かれて弾くと、なぜか下のパートの時は上のパートの音が聞こえるんですが、上のパートの時は下のパートの音を聞く余裕がありません。これも、やっぱりポジション移動の「ある」「なし」が影響しているんでしょうか。
次週からはセバスチャン(バッハですね)の曲がまたまた出てきます。