第74回

【内容】(ハーモニクス:倍音:フラジォレット)
1/2 ハーモニクス
弦の丁度半分の位置で、開放弦と同じ音(1オクターブ上)の音を鳴らす。左手は弦を押さえ込む必要がなく、軽く触れるだけで鳴らすことができる。楽譜上では、音符の上に○を付けて標記する。
また、左手の位置が正しくなければ弦の振動が指に伝わるので、耳で聞くだけでなく指先で確認することもできる。
1/3 ハーモニクス
1オクターブのさらに5度上の音。楽譜の上では、開放弦の音を表す音符♪と1/3ハーモニクスの音を◇で表す。
1番線で倍音を鳴らす。
第4ポジションから、さらに3度上に指を置き弦を鳴らす。指板まで押さえ込む必要はない。
指は、弦に触る程度で音を鳴らすことができる。
(ハーモニクスを使った調弦の方法)
オーケストラなどでは、「ラ」の音で全体をチューニングする。チェロでは1番線の1/2ハーモニクスを使って合わせる。
その後、1番線の1/2ハーモニクスと2番線の1/3ハーモニクスを合わせる。同じように2番線の1/2ハーモニクスと3番線の1/3ハーモニクスを合わせていく。
(無伴奏 プレリュード)
スラーはつけずに、弓を切って左手の練習。
2小節目から左手の指は、出来るだけ抑えたままで弾く。2小節目の「ミ」と「ド」と「シ」、3小節目の「ファ」と「ド」と「シ」。
特に3小節目は、1番線の「ド」を抑えたままで、「ファ」を押さえるときに斜めに指を伸ばすような工夫が必要。
小節ごとに和音を意識して弾くこと。「レ・ソ・シ」→「ド・ミ・ソ」→「レ・ファ・ラ」→「レ・ソ・シ」。特に3小節目は「レ・ファ・ラ」の明るい和音を意識する。
【感想】いろんなハーモニクスを探そうゲーム!って、勝手に名前付けてますけど(笑)、なかなか面白かったです。本当に、宇宙との交信みたいでした。楽器をやるなら、本当はちゃんと自分で調弦できないとダメなんですよね。家では、チューナーに頼ってしまっているので、自分の耳で音を合わせることができません。折角、ハーモニクスを教えてもらったので、今度、練習がてら合わせて見ようかな。