永遠の0

ベテランの俳優さんが、素晴らしかった。
あと何年かしたら、自分の体験として語れる人がいなくなるんだなと考えさせられた。
戦争だけでなく災害もそうだけど、時間が風化させて行く出来事って、よくも悪くもあるなぁと思った。

原作を読んで行ったので、親分の後ろで控えていた若い衆の一言や通信兵のモールス信号の話しとかがカットされていたのは残念だ。橋爪じいちゃんのヤンキーな孫とかはカットでも仕方ないかとは思う。
反戦色も薄まり過ぎなのも不満。原作には軍部のヒエラルキーや指導者のリーダーシップや判断力の欠如なんかもバッサリで、宮部の愛の物語になっちゃってたし。
最後の春馬くんの妄想シーンも必要だったのかしらんと思ったり。 反対に、春馬くんの合コンのシーンはよかった。姉ちゃんの恋人が言うより同級生が特攻を評価しない方が、昨日まで、そちら側だった春馬くんの変化を際立たせてよかった。
山本學さんとの会談におねぇちゃんと新聞社のにぃちゃんをぶっ込むより、春馬くんひとりで対応させたのも好印象。 あと、田中親分の応接に飾ってある血を吸った日本刀も印象に残った。

ま、いろいろ思いはあったけど、泣けました。 原作読んだだけでは、涙は出ないんだな。やはり映像ってドーンとくる。 あぁじゃない、このシーンは違うと思いながらも泣けるもの。